ローコストで叶える大人ナチュラルな家づくり

低予算で叶える夢のマイホーム。 私にとって一生に一度の家づくりなので、小さくても子育てを楽しめる、居心地の良い家を目指しています。

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保険の見直し②公的保障制度について調べたら自分に必要な保険がわかった

公的保障ってちゃんと知ってる?

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住宅ローンの審査に無事通過し、保険の見直しに取りかかったわが家。

知っているようでよく知らない公的保障について保険の営業さんに詳しく聞きつつ、自分自身でも調べてみました。

  • そもそも公的保障って何?
  • 保険の見直しって言っても何をどうしたら良いのかわからない
  • 「もしも」の時を考えると怖すぎる

そう思っていませんか?

この記事では

  • 「もしも」の時ってどんな時?
  • 「もしも」の時に備えるには?
  • 公的保障を調べて自分に必要な保険を考える

という内容について、「公的保障って保険証のこと?」くらいの知識しか持っていなかったわが家の実例を交えながら解説していきます。

そもそも「もしも」ってどんな時?

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  • 万が一の場合、残された家族は生活に困るのでは?
  • もしも病気やケガで入院、手術することになったら治療費をどうやって払おうか?
  • もしも病気やケガの治療に長くかかって働けなくなったらどうやって生活しよう?
  • もしも障がいや要介護となったら生活費や介護サービス費はどうしたら…
  • もしも老後資金が足りなくなったら生きていけないの?

ざっと私が思いつくだけで5つの「もしも」が浮かびました。

 

誰しもがいつまでも元気でもりもり働けたら、心配はいらないかもしれません。しかし、人生の中でいつ何が起こるかはわからないものです。

住宅ローンを抱えた状態でこれらの「もしも」に直面する可能性を考えて、わが家では保険の見直しをしました。

その結果、必要な保障を確保しつつ、ちゃっかり節約ができてしまいました。

いつ起こるかわからない「もしも」に備えるには?

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「もしも」のことは起こるかもしれないし、起こらないかもしれない。それでも、自分の身に起こったら何%という確率ではなく1か0です。

そんな「もしも」に備えるにはどうしたら良いのか、わが家の場合を例に考えてみました。

「もしも」の時のために①公的保障で備える

「もしも」に直面した時、収入減や支出の増加の全てについて必ずしも自分一人で負担しなければならないというわけではありません。なぜなら、国民健康保険や職場の被用者健康保険、介護保険雇用保険などの公的な保険に加入していれば、一定額までは公的保障があるからです。

ポイントは「一定額まで」という所です。公的保障について知識を得て、足りないと思う所がある場合は貯蓄や生命保険など、自分自身で備えると安心感が増すのではないでしょうか。

「もしも」の時のために②貯蓄で備える

安心して人生を送るためには人生設計とリスク回避が大切だと私は考えています。「もしも」の場面に直面した時、自分の貯蓄があれば心強いですよね。

「もしも」の備えと言えば民間の生命保険が思い浮かぶかもしれませんが、

  • 実際に給付金がおりて助かった

という人もいれば

  • 加入したけれど使わなかった

という人もいます。

私たちが払っている保険料は給付金だけではなく、一部は保険会社の経費や職員のお給料、代理店の手数料になっており、還元率が低いと言われています。

つまり、生命保険は確実に元を取るのが難しい商品だということです。

着実にまとまった金額の貯蓄を続けられるタイプなら、損失の心配をせずに「もしも」に対する備えが可能なのではないでしょうか。

「もしも」の時のために③民間の生命保険で備える

「もしも」の時に困るのは、生活費や治療費など、やはり経済的なことが多いように思います。

保険料の分を毎月貯蓄していけば、まとまった金額ができて「もしも」の時にある程度備えられるのがわかっていますが、

  • 「もしも」はいつ起こるかわからないから心配
  • 貯金がまとまった金額になると油断しがち
  • そもそも貯蓄が苦手

こんなわが家にはやはり、公的保障に加えて保険で備えるのが合っているのかなと思います。

わが家の実例!公的保障と生命保険の保障内容

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そこで、住宅ローンの団体信用生命保険で手厚い保障が受けられることになったわが家は、毎月高額な保険料を支払っている生命保険を見直すべく、

これらの4つを並べて見比べてみました。

なお、わが家が利用できそうな保障および保険を比較しています。特に公的保障は職業や年齢、家族構成などによって内容が異なるので、気になる方はご自身で利用できる保障を確認してみてくださいね。

  公的保障 保険 団体信用生命保険 会社
万が一 遺族年金 保障あり 保障あり 退職金
病気・ケガ 健康保険
高額療養費制度
入院保障 保障あり お見舞い金
就業不能 傷病手当金
障害年金
就業不能保障 就業不能保障 -
障がい・介護 介護保険
自立支援給付
障がい保障
介護保障
保障あり -
老後資金 老齢年金 老後生活保障 - 退職金

一応、私が思いついた5種類のリスクについて、公的保障と生命保険で2段構えになっていることがわかります。

団体信用生命保険と職場の制度は一部重複しているので、その部分については心強い限りです。

公的保障①万が一の時

遺族年金

現在わが家の家計を支えている私に万が一のことがあった場合、残された家族に支給されるのが遺族年金です。

わが家の場合、私が会社員なので遺族基礎年金と遺族厚生年金で、子供たちが18歳になるまではそれぞれに加算があります。

ざっくり計算してみると、

遺族基礎年金+遺族厚生年金+第1子加算+第2子加算=年額140万円程度

ということです。

公的保障②病気やケガの時

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病気やケガの時、保険診療であれば公的保障の対象です。先進医療や自由診療は公的保障の対象外なので、これらの治療を希望する場合は自分自身での備えがあると安心ですね。

健康保険

医療機関を受診する際、保険証を提示すると治療費の自己負担が軽減されます。

わが家の場合、30代の大人は3割の自己負担、子供たちは自治体の医療費助成が無く未就学児なので2割の自己負担です。

高額療養費制度

1ヵ月あたりの医療費自己負担を軽減してくれるのが高額療養費制度です。

前年の収入によって限度額が変わるのですが、わが家の場合は約6万円弱か8万円ちょっとです。

最近では入院期間が短縮されていることもあり、わが家の経験上、1週間程度の入院であれば高額療養費制度の限度額に到達しないこともありました。

この限度額に食事代や病衣代、差額ベッドなど、保険外の費用を加えた金額が自己負担分です。

公的保障③働けない時

傷病手当金

健康保険に加入している人が病気やケガの影響で働けなくなった時、最長で1年6ヵ月支給されるのが傷病手当金です。ボーナスなどの賞与を除いた標準報酬日額相当の2/3が支給されます。

私の場合、概算で1日あたり6,000円程度です。

収入が減ってしまうとはいえ、0にならない期間ができれば、その間に生活の立て直しなどができて助かりますよね。

障害年金

障害年金は、病気やケガによって一定の障害状態になった時に支給されます。

私の場合は会社員なので第2号被保険者と呼ばれ、障害基礎年金と障害厚生年金があり、障害基礎年金には子供が18歳になるまではそれぞれに加算が、配偶者を扶養している場合は障害厚生年金に配偶者加算が付きます。

支給額は障害等級や家族構成などによって異なります。

公的保障④障がいや介護が必要になった時

介護保険

要介護(要支援)認定を受けた場合に限度額の範囲内であれば対象の介護サービスを1割の自己負担で利用できる制度が介護保険です。

年齢によって

  • 40~64歳で16種類の特定疾患によって要介護または要支援状態となった時
  • 65歳以上で原因に関わらず要介護または要支援となった時

というように対象の疾患が異なります。

介護保険の対象外のサービスを希望する場合は全額自己負担となるため、自分が何を望むかによって備えの必要量が変わりますね。

自立支援給付

こちらは、障がいを持つ人が日常生活や社会生活の中で自立できるように、原則1割の自己負担で福祉サービスが受けられる制度です。

サービスの一例として、

  • 居宅介護などの介護給付
  • 就労支援などの訓練等給付
  • 障がいを除去または軽減するための医療費が1割の自己負担に軽減される自立支援医療
  • 義肢や装具、車いすの購入が1割の自己負担に軽減される制度

があります。

公的保障⑤老後資金

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老齢年金

老齢年金についてはご存知の方が多いかもしれませんね。老後の生活を支えるための年金で、職業や加入期間によって支給金額が異なります。

現在の計算方法で私の老齢年金をざっくり試算してみると、

老齢基礎年金+老齢厚生年金=年額150万円程度

ということです。

公的保障を詳しく調べたら自分たちに必要な保険がわかった

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今までよく知らずに加入していた公的な保険。その保障内容を調べてみたら、自分たちに必要な保険が見えてきました。

わが家の結論

私に万が一のことがあった場合…

住宅ローンの残債がなくなり、残された家族は遺族年金と退職金で当面の生活費と教育費の何割かはカバーできそうなので、不足分をどうするか検討します。

私が入院や手術を受ける場合…

その月の住宅ローン返済がなくなり、1週間程度の入院であればその月のローン返済額で治療費の半分以上はまかなえそうなので、不足分の備えについて考えます。

私が病気やケガの影響で働けなくなった場合…

その月の住宅ローン返済がなくなり、傷病手当金または障害年金でもとの収入の何割かがまかなえるので、収入が減った分の不足にどう対応するか考えます。

私が障がいや介護状態となった場合…

住宅ローンの残債がなくなり、介護および福祉サービスを原則1割で利用できるので、その分の備えについて検討します。

老後資金…

ゆとりのある老後生活を送るために、公的年金と退職金に加えてある程度は自分で備えたいなと思います。

 

ところで、保険の営業さんによって保険の勧め方が違うことがありますよね。

現在わが家がお世話になっている保険会社の営業さんは不安を煽って保険を勧めるタイプではありません。

本当に必要な保障を見極めて、家計を圧迫せずに、しかも生命保険以外にもある程度貯蓄ができるように保険を考えてくれます。

何年も前に加入したきり見直しをしていなかったわが家の保険。住宅ローンをきっかけに、必要な保障を残しつつ高額だった保険料を節約できました。

夢のマイホームを叶えつつ、自分にぴったりな保険が見つかると良いですね。