住宅ローンの審査が通ったらやっておきたいこと
住宅ローンの審査が無事に通ったらやっておきたいこと、それは、わが家の場合は保険の見直しです。
- 住宅ローンと生命保険って関係あるの?
- そもそもどんな保険に入っていたっけ…
- 保険で損をしたくない!
と気になっていませんか?
この記事では住宅ローン申し込みの後、家計の中でも大きな固定費の一つである保険料の節約について、わが家の実例を交えてご紹介します。
あなたの家作りの参考になれば、幸いです。
住宅ローンで生命保険が重複することも
私が申し込んだ住宅ローンには金利上乗せなしで全疾病対応型の団体信用生命保険がついています。
万が一の時に住宅ローンの残債が保険でまかなわれるという商品です。
さらに、全疾病対応型なので万が一の保障だけではありません。がん、脳卒中、心筋梗塞という3大疾病や、高血圧、糖尿病、肝硬変などの慢性疾患まで保障の対象となっている他、就業不能保障や先進医療保障、がんと診断された時の一時金制度などが充実しているのが大きなポイントです。
もうお気づきの方もいらっしゃると思いますが、現在加入している生命保険と重複している部分がかなりあるのです。
加入している保険の洗い出し
わかりやすいように表にまとめてみました。以前は夫婦共働きでしたので、夫、妻ともに大きめの保険に加入していました。
保険料→ | 夫(約9,000円) | 妻(約11,000円) | 上の子(約4,000円) | 下の子(約4,000円) |
---|---|---|---|---|
万が一(病気) | 約2,500万円 | 約3,100万円 | 約500万円 | 約500万円 |
リビングニーズ特約 | 一時金100万円 |
あり(3,100万円前払い) |
なし | なし |
入院日額 | 5,000円 | 11,000円 | 1万円 | 1万円 |
通院 | なし | なし | なし | なし |
手術一時金 | 最高20万円 | 12万円 | 10万円 | 10万円 |
障がい・介護 | 250万円 | 約500万円 | 約500万円 | 約500万円 |
がん特約 | 一時金20万円 | 一時金30万円 | - | - |
3大疾病特約 | あり | あり | - | - |
慢性疾患特約 | あり | あり | - | - |
先進医療特約 | なし | なし | - | - |
女性疾病特約 | - | あり | - | - |
就業不能保障 | なし | 最大750万円 | - | - |
満期金 | - | - | あり | あり |
個人賠償保険 | - | - | なし | なし |
親の万が一 | - | - |
一時金500万円+保険料払い込み免除 |
一時金500万円+保険料払い込み免除 |
子供に生命保険って必要なの?
ところで、子供たちに大きな保障を付けているのが気になった方がいらっしゃるかもしれないので解説しますね。
子供は医療費助成などの公的保障があることや、そもそも病気にかかるリスクが低いことから「子供に生命保険は必要ない」という意見を目にすることがあります。
しかし、それは全ての家庭に当てはまることではないと私は考えています。
なぜなら、私が住んでいる自治体では子供の医療費助成はごく一部を除いてありません。子供が病院にかかったら、基本的には2割の自己負担が必要です。
また、わが家では夫が療養中のため、働いて収入を得るのも子供の入院・通院時に付き添いをするのも私です。
つまり、子供が病気やケガをしたら、減給と医療費のダブルで生活が苦しくなるのです。
さらに、本来子供は病気のリスクが低いと言われていますが0%ではありません。実際にわが家の子供は保険加入後に病気を発症し、新たな保険加入が難しい状況です。
幸い、病気発症前の保険加入だったため現在は安い保険料で済んでいますし、大人になった時に同じ保険会社の同じ保障内容の保険であれば事前告知で不利にならないので、子供へのちょっとしたプレゼントとして保険に加入しています。
(保険会社によって制度が違うことがあるので、ご自身の保険を確認してみてくださいね。)
以上のことから、わが家では子供も生命保険に加入しています。
団体信用生命保険と比較してみる
次に、見直し前の生命保険と団体信用生命保険の保障内容を並べて見てみます。
今回、住宅ローンを組むのが私(妻)なので、私の生命保険と住宅ローンについている団体信用生命保険を比較しました。
なお、団体信用生命保険で「最高2,500万円」と記載しているところはローン残債が保険で弁済されるという意味です。
保険料→ | 生命保険(約11,000円) | 団体信用生命保険(0円) |
---|---|---|
万が一 | 約3,100万円 | 最高2,500万円 |
リビングニーズ特約 | あり(3,100万円前払い) | 最高2,500万円 |
入院日額 | 1万円 | - |
通院 | なし | - |
手術 | 約12万円 | - |
障がい・介護 | 約500万円 | 最高2,500万円 |
がん特約 | 30万円 | 一時金100万円+最高2,500万円 |
3大疾病特約 | あり | 最高2,500万円 |
慢性疾患特約 | あり | 月返済額または最高2,500万円 |
先進医療特約 | なし | 最大1,000万円 |
就業不能保障 | 最大750万円 | 月返済額または最高2,500万円 |
女性疾病特約 | あり | - |
内容を比較してみると、重複している部分がいくつかありますね。さらに、保険料をあわせて見てみると、月額約11,000円と0円で大きな違いがあります。
保険に期待することは人それぞれ
保険に期待することは人それぞれですよね。
ある保険会社の営業さんは「万が一の時子供の教育費はどうするの?」と、より大きな保険を勧めました。
また他の保険会社の営業さんは「子供の教育費まで保険でまかなうとかなり負担が大きくなるので、その分は保険ではなく貯蓄をお勧めします」と提案しました。
子供の教育費だけでも保険会社によって考え方が違うのですから、私たちが保険に期待することが人によって違うのも当然です。
次回は私が保険に何を期待しているのか、そして保険をどのように見直したのか、お話したいと思います。