ローコストで叶える大人ナチュラルな家づくり

低予算で叶える夢のマイホーム。 私にとって一生に一度の家づくりなので、小さくても子育てを楽しめる、居心地の良い家を目指しています。

ローコストで叶える大人ナチュラルな家づくり

土地はどこにする?低収入・地方在住のわが家が譲れなかった条件と妥協した点

予算内で希望の土地は見つかるのか?

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マイホームを購入するとき、土地を持っていない場合どこかに土地を探しますよね。

もちろんわが家は土地を持っているはずもなく、ハウスメーカーや不動産屋を訪問して土地探しをしました。

どこでも好きな場所を選べたらうれしいのですが、年収300万円台で予算が限られているため、土地探しで譲れない希望条件と妥協した点があります。

この記事では、低収入で地方在住のわが家が考えた土地の希望条件を優先順位別にご紹介します。

あなたの家作りの参考になれば幸いです。

土地探しで譲れなかった条件

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譲れない希望条件①予算内または値引き交渉ができる土地

低収入なわが家にとって、予算内に収めるのは譲れない条件です。

住宅ローンの返済をしながらゆとりのある生活を送りたいですし、家族のレジャーも楽しみたい、教育費や老後資金など、家以外に予算配分をしたい項目がいくつかあるからです。

そのため、予算内か値引き交渉ができる土地を最優先に探しました。

譲れない希望条件②建築条件が外れた土地

土地探しをしていると「建築条件」という言葉を目にすることがあります。

建築条件というのは

  1. 指定された期間内に
  2. 指定された建設業者で

という条件で家を建てる必要がある土地のことです。

土地の中にはこの建築条件が付いている物件と、建築条件が付いていない物件があり、わが家では子育てを安全に楽しむために安くて良い家、そして建物の内容を充実させたいという希望があったため建築条件の付いていない土地を探しました。

また、以前は建築条件付きで販売されていたけれど、ある一定の時期から建築条件が外れた土地というのは値引き交渉がしやすい傾向にあり、お得な物件が多いのです。

譲れない希望条件③通学・通勤・生活に便利な土地

今は保育園に通っているため送り迎えですが、いずれは自分で通学することになります。

わが家が住んでいる地域は学校が集中しているエリアと少ないエリアに分かれています。高校ともなると、全く無いエリアが存在します。

子供の選択肢を狭めないため、そして安全に通学するために、ある程度学校が多いエリアというのが譲れない希望条件です。

保育園と職場が車で20分以内、スーパーや飲食店、病院、銀行、郵便局、公園などの施設が徒歩圏内にあることを重視して土地探しをしました。

土地探しで妥協した点

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妥協点①ハウスメーカーの一押し!駅近物件

わが家は市内にJRと私鉄の駅がいくつかある程度の地方在住です。

当初打ち合わせを進めていたハウスメーカーの一押しはターミナル駅に近い物件でした。

駅近物件のメリット
  • 駅やバスターミナルが近く交通の便が良い
  • 土地の値段が下がりにくい
  • 自治体のコンパクトシティ構想の区域内

 

駅近物件のデメリット
  • 地価が高く土地の相場が大幅に予算オーバー
  • 職場や保育園が遠い
  • 主なスーパーやショッピングモールは駅前より郊外に多い
  • そもそも電車を利用する機会が少ない

駅近物件は自治体のコンパクトシティ構想の区域内であることが多く、土地の値段が下がりにくい他、交通の便が良いので普段から電車やバスを利用している場合に恩恵を受けられそうです。

しかし、わが家が住んでいる地域は電車もバスも1時間に1本程度で、多くの家庭では1家に2台の車を持っています。

もし、「終の棲家」が家作りの目標なら駅近物件を選んでいたかもしれませんが、今回は「子育てを楽しむ家」です。

子供が学校へ行くようになったら電車通学するのか?という点については、市外へ通学するなら電車で1時間かかる所まで行かなければ高校はありませんし大学はそれ以上遠いので、わが家にとって電車通学は現実的ではありません。

以上のことからわが家にとって駅近物件の恩恵は受けにくいと考えました。

本音を言ってしまえば、駅近物件はわが家の土地予算500万円に対して1,600~1800万円が相場でしたので、どう頑張っても手が届きませんでした。

妥協点②自然が豊かで静かな場所

わが家は地方在住で、少し郊外へ行けば今でもホタルが飛んでいたり野生動物と遭遇するような場所です。

(先日車で走っていた時、カモシカとタヌキが出てきました。)

私自身が山育ちで自然に囲まれて育ったので、当初は自然が豊かな場所で子育てがしたいと考えたのですが、通勤や通学、買い物の利便性を優先して、この点はあきらめました。

住宅街が広がる市街地にも公園や緑地があり、自然に触れる機会が十分にある!と自分に言い聞かせました。

妥協点③とにかく広い土地

平屋に憧れていたわが家。

平屋は移動が楽なだけではなく、階段から落ちる心配がないので子供や年をとってからの生活に安心感がありますよね。

同じ床面積だと2階建てより平屋の方が広い土地を必要とします。面積が広い分、市内にある広い土地は値段が高く、予算内で購入できる広い土地はかなりの郊外で、通勤・通学に車で1時間以上、除雪車は通らず(豪雪地帯です)、近くに崖があるという条件でした。

生活のしやすさを優先して、この希望条件は泣く泣くあきらめました。

また、そこまで広い土地でなくても工夫次第で希望通りの家が作れることがわかったのです。

地域によって一般論が当てはまらないことも

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わが家は低収入で地方在住のため極端な例かもしれませんが、

  • 家を買うなら駅の近く!
  • 土地の値段が下がらない場所を選ぼう
  • 一戸建てなら広さが必要だから広い土地にしよう

という一般的な条件は当てはまりませんでした。

結果として駅近で広くて自然が豊かという条件はあきらめて、予算内で購入できてそこそこの広さ、建築条件が外れていて通勤・通学・生活に便利な土地を選びました。

希望条件にぴったりな土地を見つけるのはなかなか大変な作業が続きます。長く住む場所だからこそ、自分たちに合う土地が見つかると良いですね。