住宅ローンはどこで組む?
人生の中でも大きな買い物の一つ、マイホーム。わが家のように年収が低い場合、住宅ローンを組んで購入することが多いのではないでしょうか。
- お得な住宅ローンを知りたい!
- 住宅ローンってどこでも同じじゃないの?
- 住宅ローンをどこで申し込めば良いか、もうわからなくなった…
と思いませんか?
さらに、マイホーム予算に限りがあるなら、少しでも住宅ローンをお得にしたいところです。
住宅ローンは上手に組めば大きく節約できる反面、よく考えずに組んでしまうとその後の生活が苦しくなってしまうことも。
安心して暮らすために家を買ったはずなのに、家のローンで苦しい生活が続いてしまうのは避けたいですよね。
この記事では、危険な住宅ローンを回避するだけではなく、住宅ローンだけで数百万円も得をした、わが家が実際にやったことをご紹介します。
結論から先に言います。
金利と保証料(手数料)、団体信用生命保険料を総合的に比較検討して金融機関を選びましょう。
わが家に適応された金利・保証料(手数料)・団体信用生命保険料を公開
個人信用情報と属性
住宅ローンの審査で出てくる用語に「属性」と「個人信用情報」があります。
これらの情報を総合的に見て借り入れする人のお金に関する信用を審査します。
つまり、
- 住宅ローンを組んだらちゃんと返済してくれる人なのか?
- いくらまでなら返済できるのか?
ということを見ているのです。
ここで、事前審査時点でのわが家の属性を簡単に書いておきます。
夫…30代、病気休業中(収入0)
妻…30代、会社員、年収300万円台、勤続年数7年
子供…未就学児2人
貯金…なし
資産…なし
なお、私の職業は医師や弁護士などの士業ではなく、上場企業でも公務員でもない、ごく普通の勤め人です。この状況だけ見れば、あまり余裕があるようには見えませんね。
団体信用生命保険って?
住宅ローンの返済中、契約者に万が一のことがあった場合、保険金で残債が弁済される保険のことを団体信用生命保険と言います。
貯蓄や資産がないわが家の場合、頭金を用意することができず、住宅ローンを長期間にわたって返済することになるため、万が一の時に家族が困ることのないように団体信用生命保険の加入を前提に金融機関の比較をしました。
団体信用生命保険は予算に限りがある場合に削られやすい項目ですが、金融機関によってはお得な商品があるので家族の安心のためにも探してみてくださいね。
わが家の事前審査の結果
属性が高くはないわが家に提示された金利と保証料(手数料)、そして団体信用生命保険料は、一体どれくらいだと思いますか?
事前審査を受けたいくつかの金融機関のうち、2つの地方銀行がお得でした。
金利(変動) | 保証料(手数料) | 団体信用生命保険料 | |
---|---|---|---|
A銀行 | 0.5 | 約35万円 | 金利上乗せなし |
B銀行 | 0.8 | 約15万円 | 0.2金利上乗せ |
金利で比較するとA銀行の0.5がお得です。
保証料(手数料)で比較するとB銀行はA銀行より約20万円安くてお得です。しかも、A銀行が一度支払ったら返金されることのない手数料なのに対して、B銀行は借り換えで一部が返金される保証料なので、借り換えを視野に入れているならB銀行がお得です。
団体信用生命保険料で比較するとB銀行は0.2%の金利上乗せなのに対してA銀行は金利上乗せなしで全疾病対応の手厚い保障がつくので、お得で安心です。
総合的にみて、わが家の場合は保証料(手数料)が約20万円高くても金利が低く(優遇率が高く)、金利上乗せなしで全疾病対応の団体信用生命保険が付くA銀行が合いそうだなと判断しました。
お得な住宅ローンを見つけるためにわが家がやったこと
お得な住宅ローンを見つけたわが家ですが、ここまでの道のりは楽ではありませんでした。
金融機関をひとつひとつまわっていた時は長期間の休業中で片働きということもあって、事前審査の受付すらしてもらえなかったり、事前審査に通っても金利や保証料が高くて断念したり、住宅ローンの相談だけで疲れ切っていた時期がありました。
事前審査の同時申し込みが便利だった
そんな時に見つけたのが、同時に複数の金融機関で事前審査が受けられる同時申し込みです。
同時にいくつかの金融機関に事前審査を申し込むといくつかのメリットがあります。
- 他社金融機関の審査結果が個人情報に記載されていないため、もし審査が通らない金融機関があっても不利にならない
- 一度の申し込みで複数の金融機関で事前審査が受けられるので圧倒的に楽
- 事前審査の結果を比較して金利交渉に役立てられる
上の方でお話した「わが家の事前審査の結果」で登場したA銀行とB銀行は同時審査がOKな金融機関で、しかも同じ地域の競合する地方銀行でしたので、事前審査の結果を持って行ったところ、さらに金利交渉ができました。
なお、同時申し込みがNGな金融機関が存在しますので、先に同時申し込みがOKな金融機関から事前審査を開始するとスムーズですね。
こうして、属性が良いわけではないわが家でもかなり金利や団体信用生命保険料を優遇してもらうことができたのです。
お得な住宅ローンを選ぶには比較検討が重要だった!
大きな損をせず、自分たちに合う住宅ローンを選ぶには金利や保証料(手数料)、団体信用生命保険料など、いくつかの視点から総合的に比較検討することが重要です。
家族が安心して暮らしていくためのマイホーム。
住宅ローンの審査が通らなかったり、金利や保証料(手数料)保険料で損をしてしまったばかりに家のグレードを下げたり間取りを削ったり、不満が残る家になってしまってはもったいないですよね。
それだけではなく、長期間の返済が続く住宅ローンが重荷になってしまっては元も子もありません。
ステキなマイホームの夢を実現するためには、しっかり比較検討して、自分たちに合うお得な住宅ローンを見つけてくださいね。